院長・スタッフコラム
「治る」か「治まる」か
TAG:日々の出来事 |
こんにちは。
受付の藤塚です。
桜の頃もあっという間に終わり
新緑の季節になりました。
気温もちょうど良くすごしやすいですね。
前回のブログで
「鎮痛剤」のお話をしました。
さて、うまれてから1度も
「鎮痛剤」を飲まなかった古田院長が
ついに、お薬デビュー♪
ひどい頭痛だったそうですが
原因は「二日酔い」~(笑)
いつもなら、
自分で「鍼治療」をなさるんですが、
なぜか今回は「鎮痛剤」を飲んでみよう!
と思い立ったそうです。
目的は
薬を飲むとどんな風に体が変化するか、
痛みのなくなる早さも知りたい。
今まで1度も鎮痛剤を飲んでいない体なので
驚くほど早く痛みがなくなったそうです。
そして、胃の不快感までがスッキリしてしまうという
薬、スゲーッ!
( ̄0 ̄;)
そして、
薬、コワーッ!
(>_<”)
何がコワイかというと
頭痛も胃の不快感もなくなって
二日酔いが「治った」と
思えてしまうこと。
鎮痛剤がアルコールで荒れた胃の内部を
治した……わけではありません。
鎮痛剤はあくまでも、痛みを和らげるだけ。
体の中で起こってる様々な良くない変化、
それを感じる力を鈍らせただけ。
この状態で、胃がスッキリしたから
カレーを食べようとか、
また今日も浴びるほどビールを飲もうとか、
ゆめゆめ、思ってはいけないわけです。
「治った」わけではなく
痛みが「治まった」だけ。
抗圧剤を飲んで血圧は下げるけど、
食事は相変わらず塩分が多いまま。
抗アレルギー剤を飲んで痒みを抑えるけど、
夜更かしや睡眠不足~甘いもの大好き
(これは以前の私です(^-^; )
などなど、よく聞く話です。
お薬にどうしても頼らないといけない
病気の方もいらっしゃるでしょう。
「薬を飲んではいけない」のではなく
薬を飲みつつ、生活も見直していくことが
本当に「治る」ことに繋がっていくと思います。
これは薬だけの話ではなく、
「鍼灸」にも言えること。
先生が治療後にお伝えする「養生法」も
「治る」ための力となります。
ぜひ、心に留めてみてくださいね。