院長・スタッフコラム
身体を守ってくれる気について
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地天堂鍼灸院の古田です。
いつもこのコラムをご覧くださって
ありがとうございます。
唐突ですが、
身体の体表をおおっている気がありまして、それを衛気といいます。(えきと読みます)
身体を守ってくれている気です。
この気を意識して鍼をすると、とても効果がでやすくなります。
今日は衛気(えき)のはなしです。
僕は子どもの頃、とても「くすぐったがり」でした。
たとえば、
姉が僕にいじわるをして「こちょ、こちょ」って言いながら、
手でくすぐる真似をするだけで、
脇の下の辺りがモゾモゾしてきて、
「やめてー!」って言うくらい「くすぐったがり」でした。
触られてもいないのに、脇の下がモゾモゾするのはなぜでしょう。
衛気(えき)が反応しているからと、考えます。
「くすぐったがり」の人じゃないとわかりにくいかな?
では、これはどうでしょう。
嫌いな人に触れられるのと
好きな人に触れられるのは
なんであんなに身体の反応が違うのでしょう。
嫌いな人の手が、脇の下に伸びでくることを想像してみて下さい。
たぶん手が近づくだけで、触れられる前から身体が反応すると思います。
衛気が反応して乱れていると考えます。
衛気を乱さずに鍼をする、とよく鍼は効きます。
なので、触れられて「気持ちいいな〜」と感じる人の鍼はよく効くということになります。
古田