• 大阪市城東区関目の鍼灸院 古田地天堂鍼灸院
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    「鍼灸」というチョイス ⑤

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    こんにちは。
    受付の藤塚です。

     
    皆さんは「なぜ病気になるか」
    考えたことはありますか?

     

     

    例えば、今の時期なら
    『インフルエンザ』
    同じように生活していても
    罹患する人、しない人

     

     

    私は小さい頃から
    『アトピー』に悩まされてきましたが、
    3歳上の兄は全く症状なく、キレイな肌を
    していました。

     

     
    『ストレス』による様々な症状
    これも、同じストレスを感じても
    人によって症状として現れるかどうか
    違いがあります。

     

     

    東洋医学では
    30代女性      50代男性……
    などといった大きな括りで診るのではなく
    その人自身を診ていきます。

     

     
    北辰会が詳細なカルテを用いて
    あらゆる方面から患者さんのことを
    知るのは、
    病気になる原因が
    その人の体質だけではなく
    生活や、ものの考え方にも
    由縁すると考えるからです。
    (鍼灸というチョイス ③)

     

     
    私が初めて鍼の治療を受けた後、
    先生が仰った『養生指導』は
    「食生活を見直すこと」

    「自分の体と対話すること」

    でした。

    自分ではキチンとした食生活を
    していて、胃腸も丈夫だと
    思っていましたが、
    胃の力が弱いこと。
    消化がうまくいってない上に
    食べ過ぎるので、
    常に胃に負担がかかっていること。
    汗がしっかりかけていないので、
    体に熱が籠っていること。
    その結果、アトピーを悪化させていること。
    などなどなど………

     

     
    私にしてみると
    自分が思っていた自分の体ではない
    知らない私の体を知らされた……
    かなり、ショックでしたね(涙)
    アトピーを作り出しているのは
    自分自身でした。
    あかんやん、私
    (T_T)

     

    また、
    毎日の排泄の状態
    食生活の内容
    疲労の状態
    ストレスの感じ方
    など
    「次回の治療の時に、
    お尋ねしますので、ご自分で
    よく観察しておいて下さい」
    と言われました。

     

     
    アトピーが悪化すると、
    体質だから仕方がない
    と、ステロイドや抗アレルギー剤で
    症状を抑えて、
    落ち着いたら=治ったみたい。
    ひどくなったらまた、薬を使う。
    そんなことを、何十年も続けていました。
    でも、「治っていない」ということは
    わかっていました。

     

     

    「病気を治す」のは薬ではなく
    その原因をキチンと知って
    根本的なところから治していく。
    つまり、「病気の原因」は
    ほぼ、自分の生活の中に潜んでいました。

     

     

     

    先生が私に伝えた『養生法』は
    「小麦粉をできる限り止めて下さい」
    でした。

     

     
    (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)

    えーっ!ムリムリムリ
    (*_*;

    パンもうどんもお好み焼きも
    大好きなのに……
    どうやって生きていけばいいの~ッ。
    と、叫びそうになりましたが(笑)
    日本人なので、米を食べよう♪
    ではないですが、
    その時の私の胃腸では小麦粉を消化する
    力がなく、ただただ、負担をかけ
    そして熱を溜めて、
    アトピーを悪化させている状態でした。
    なるほど。
    自分で火事を起こしておいて、
    必死で火消しをしている
    そんな状態ですね。

     

     
    ここからは私の個人的な意見ですが、
    『養生法』については
    あまり自分自身に厳しくしすぎない方がいいですね。
    その方の性格にもよりますが、
    真面目な方はストイックにやりすぎて

    しんどくなってしまうこともあります。
    こう見えて(?)
    私もそこそこ真面目なので~
    初めは小麦粉断ちをしましたが、
    時々、モーレツに甘いパンが食べたくなって

    手を出してしまった後に、

    自己嫌悪に陥ったこともあり。
    友人と食事する際も、
    「小麦粉がダメ」と宣言した結果、
    周りにずいぶん気を遣わせるような事態になったこともあり。

     

     

    『養生法』がストレスになるようなら本末転倒です。

    自分の体と心の動きをしっかり見ながら、
    治療に臨む。
    これが一番大事なのではないかな、
    とつくづく思いました。

     

     

    さて、長々と書いてきた
    「鍼灸」というチョイス
    ですが、次回で「まとめ」てみたい
    と思ってます、一応