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    食後の養生

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    食後の養生
    こんにちは、荒木です
    今日は、『養生訓』より食後の養生を紹介します.


    『養生訓 巻第二 総論 下』より


    凡そ朝は早くおきて、手と面を洗ひ、髪をゆひ、事をつとめ、食後にはまづ腹を多くなで下し、食気をめぐらすべし。
    また、京門のあたりを手の食指のかたはらにて、すぢかひにしばしばなづべし。
    腰をもなで下して後、下にてしづかにうつべし。あらくすべからず。もし食気滞らば、面を仰ぎて三四度食毒の気を吐くべし。
    朝夕の食後に久しく安坐すべからず。必ずねぶり臥すべからず。久しく坐し、ねぶり臥せば、気ふさがりて病となり、久しきをつめば命みじかし。
    食後に毎度歩行すること、三百歩すべし。
    おりおり五六町歩行するは尤よし。

    荒木の意訳
    朝は、早く起きて顔を洗って身だしなみを整えて、ご飯を食べたらお腹を下に優しくさすってあげましょう。
    また、京門穴(十二肋骨下端)を、人さし指でさすってもいいよ。
    もし、お腹がつかえたら、ゲップを出したらいいよ。


    食後は、ゴロゴロしたらダメです。
    食後は、毎回300歩くらい歩いたらいいよ。
    たまに、五六町(550~660メートル)くらい歩くとなおいいよ。




    すごく簡単に書いてしまいました。


    ご飯を食べてすぐ寝ると、翌朝に胃がもたれますよね。
    お仕事の関係で、夜の食事が遅い人は、晩ご飯は軽めの方が翌日カラダが楽ですよ。


    貝原益軒(養生訓の作者)は、食後の散歩をお勧めしています。
    食後に、急に激しい運動をすると、お腹が痛くなるので、この時の散歩は、ゆっくりした軽い散歩が良いと思います。


    今日も、ブログを読んで下さいまして有難うございました。


    文:荒木かおり

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