院長・スタッフコラム : 東洋医学
東洋医学が教える 秋の季節の養生 その2
こんばんは、古田です。
いつもこのブログを読んでくださってありがとうございます。
空が高くなって、すっかり秋らしくなってきましたね。
大阪では、この2~3日間、晴れの日が続いて、
昼は暖かいのですが、朝晩は冷え込んでいます。
今週の火曜日は、
大阪の最高気温は23度、最低気温は12度でした。
ここまで、一日の気温の変化が激しいと、
身体がついていくのがたいへんです。
患者さんも、風邪をひいておられる方が増えてきました。
僕は寒さ対策のため、今週からズボンの下に
ユニクロのヒートテックをはき始めました。
腰から下を温かくしておくと、
風邪と腰痛の予防になるので。
しかし、
着替えるときに、いつも思うのですが、
黒のタイツ姿の僕は、かっこわるいですね(笑)
痛くてキツイ鍼は苦手です
今日は、藤本漢祥院の勉強会に参加してきました。
今回は、中国のテレビ番組の鍼灸治療の特集を録画したDVDをみました。
DVDのタイトルはたしか「中医奇術」とかそういう名前。
内容は、「一般的ではないが、治療効果の高い鍼灸の手技を紹介する」というもの。
番組の中で、様々な手技が紹介されていたのですが、
一番刺激的だったのが、
太い鍼をアルコールランプの火で真っ赤に熱してから、
素早く刺入して、すぐに抜くという技。
いわゆる燔針(ばんしん)、やきばりの映像でした。
見ているうちに、気持ちが悪くなってきて、
手にびっしょりと汗をかいてきました。
ぼくは、えぐい映像は苦手なんです。
あんまり青い顔をしていたせいか、
蓮風先生に「しっかりせんか(笑)」と
頭をペチンと叩かれてしまいました。
自分が鍼を施術するのは平気なのですが(むしろ楽しいです。)
人がキツイ鍼を受けている姿をみるのは、本当に苦手というか、苦痛です。
もちろん、そういう痛くて刺激量が大きい鍼を、自分でも受けたいとは思いません。
そういう私がする鍼は、
とても浅くて、ソフトです。
本数も1~3本しか使いません。
でも、効果はしっかり出しますよ。
刺激量と、効果は比例しませんから。
なので、うちの鍼灸院には、
たくさん鍼を打って欲しい人
強い刺激がないと物足りない人
は来ません。
もしそんな人が来られたら、他の鍼灸院をおすすめします。
日本でも、太くて長い鍼を使用される先生はおられますが、
中国の鍼の方が一般的に太くて、長くて、刺激量も多いようです。
日本人に生まれてよかった。
そして、少数で痛くない鍼の技を教えてくださった、師匠に感謝です。