よくあるご質問
鍼(はり)は痛くありませんか?
繊細な日本人の体質にあった、細い鍼をつかっています。
また施術方法も工夫しておりますので、ほとんどの方が痛みを感じない程度の刺激です。
「鍼はちょっと恐いです。」という、初めて鍼を受けるという患者さんでも、実際に施術を受けると「こんなものですか?」と拍子抜けされる方もいらっしゃいます。
鍼に電気を流しませんし、太くて長い中国鍼などは使用しておりません。
どのくらいの間隔で受けたらよいの?
身体の状態にもよりますが、症状が軽減しはじめ、落ち着くまでは週2回、その後は週1回、2週に1回と頻度を減らしていくようにお話しする場合が多いです。
急性の腰痛などの場合は、2~3回ほどで施術を終了する場合もあります。
症状がなくなったあとも、体調管理を目的に月に1、2回のペースで来院されている方も多くいらっしゃいます。
妊娠中でも受けられますか?
妊娠中も鍼の施術は問題ありません。
妊婦さんにとって楽な姿勢で施術を受けていただいています。
乳幼児でも施術はできますか?
乳幼児には、接触鍼(皮膚に当てるだけで刺さない鍼)を用い施術しますので、痛みは全くありません。
慣れてくると「おハリ、気持ちいい~」といってくれる子もいます。
アトピー、夜泣き、かんむし、夜尿などに。
鍼による死亡事故があったと聞いてこわいのですが…
鍼を施術するものにとって、絶対に起こしてはならない事故です。
2009年12月に、大阪府池田市で死亡事故がありましたが、施術を行ったのは、はり師の国家資格を持たない学生だったとのこと。無資格者に鍼を持たせるなど、言語道断です。
鍼による事故で最も多いのは「気胸(ききょう)」です。鍼が肺に刺さり呼吸困難を起こすという大変危険な事故です。
我々、国家資格を持つ鍼灸師は、鍼灸学校で耳にタコができるくらい「気胸事故が起こらない施術方法」を教わります。
ですから、正しい知識と技術があれば決して起こる事故ではないのです。
当院では、学校で教わった技術に加え、以下のような方法で100%事故が起きない施術をしております。
安心して鍼を受けて下さい。
・刺鍼の深さは1mmから3mmまで。
・肺の近くのツボを使用するときは、横刺法で刺入する。(針先を肺に向けない刺し方)
・肺の近くでは、短い鍼を使用。
(皮膚から肺までは、非常に痩せた人でも2cm以上あります。)
私の師匠である藤本蓮風先生はのべ65万人以上の方を施術されていますが、1度も気胸事故を起こされたことはありません。
いつも研修で先生の技術を見せていただいていますが、あらゆる事故が起こらないように細心の注意をされています。また、非常に浅い刺入で、驚くほどシャープな効果をあげておられます。
先生のような技術を持てば、決して事故は起こらないと納得させられます。人を治療するための道具で人を傷つけることは、決してあってはならないことです。
「なんとなく疲れがとれない」とか、あいまいな症状でもいいですか?
東洋医学では、「疲れがとれにくくなった」、「なんとなく不安がある」など症状がはっきりあらわれていない状態も「未病(みびょう)」として、施術の対象とします。
そのような症状を改善しておくことで、大きな病気や難病を予防することになると考えています。
そういう方こそ鍼を受けていただきたいと思います。
やせるツボはありますか?
当院では、やせるための施術はしていません。
また、残念ながらこのツボでやせるという指導もしておりません。
「鍼をすると、あなたの身体にとって健康でちょうどいい体重になりますよ。」と説明させていただいています。
たとえば
・イライラしたときに食べ過ぎてしまう人が、イライラしなくなった結果体重が減った
・便秘が改善された結果、体重が減った
・むくみが減り、お腹まわりや足がすっきりして、体重も減った
という例はたくさんあります。
鍼をすると体重が減少することが多いのですが、それはあくまでも健康になった結果なのです。
ですから、逆に食欲がなくて痩せすぎていた人が、食欲が出てきて太ってくることもあります。
(痩せすぎの人が太る方が、一般的に時間がかかります。)
以前、鍼灸院に行ったけど、効果がよくわからなかった…
そのようなことがないように、施術前と施術後の身体の変化を実感してもらえるように心がけています。
当院では、1回の施術で鍼を1~2本しか使わないことが多く、また症状のある局所に施術することはほとんどないので、強い刺激を期待されていた人には、拍子抜けされることもあります。
ですが、1本の鍼で身体は大きく変化します。
何よりも、実際に受けていただくと、施術後に身体の変化を実感していただけると思います。
施術直後に現れやすい変化としては、痛みが軽減する、関節の可動域が変化する、冷えていた部位が温もる、眠くなる、呼吸が深くなる、穏やかな気持ちになる、全身が軽く感じる、舌の色が明るくなる、顔色が明るくなるなどです。
また、わからないこと、不安なことがあれば、なんでも言ってもらいやすいように心がけています。