院長・スタッフコラム
「鍼灸」というチョイス ③
TAG:日々の出来事 |
こんにちは。
受付の藤塚です。
過ぎた後は一気に冬の寒さになりました。
大阪では木枯らし1号が吹いています。
の続きです。
北辰会では、
独自のカルテを使って
患者さんの症状をお尋ねしています。
その後、記入されたカルテに基づいて
先生から様々な問診が行われます。
通常、病院に行くと
今、一番ツラい症状を訴える→
問診→病名がつく→薬が出る……
これでだいたい10分くらいでしょうか?
もちろん、原因不明の症状なら
様々な検査を行い、そのデータと
患者さんの状態を診て
お医者さんが病名をつけるわけですが。
お医者さんに話を聞いてもらってる時間より
検査や待機の時間の方が長いですよね
(^_^;)))
私が初めて北辰会の問診を受けた時は
1時間以上かかりました。
先生から様々な質問が投げ掛けられます。
今の症状についてはもちろんですが、
生まれてから今までに
どんな病気にかかったか。
どんな治療を受けたか。
症状が出始めた時にはどんなことが
あったか。
天候によって症状が変わるか。
また、
食べ物の好み、家族との関係、
普段の生活など…。
質問は多岐にわたります。
西洋医学の短い問診に慣れていると
「長いな~」と思うのですが、
実際、問診を受けている間は
不快な気分ではなく
自分のことをこれだけ深く思い返したことは
なかったな……というのが
その時の感想でした。
当時の私は、仕事・子育て・介護と
今振り返ってみてもハードワーク。
自分の身体のことを考える暇もなく
ただただ、
「しんどい、かゆい、眠れない、不安」
なんとかして~
(>o<”)
と、そればかりでした。
今の私からすると、
「なんて他力本願なんやろ~(笑)」と
思えます。
1時間以上の問診は
「自分の症状を先生に伝える」
と同時に
「今までの自分の生き様を確認する」
という作業にもなりました。
こうして、
カルテと問診から得た
たくさんの情報を基に、
先生が実際に身体の状態を診ていきます。
つづく
(どうやらこのシリーズ………長くなりそうです)
f(^_^;)