院長・スタッフコラム
痛くてキツイ鍼は苦手です
今日は、藤本漢祥院の勉強会に参加してきました。
今回は、中国のテレビ番組の鍼灸治療の特集を録画したDVDをみました。
DVDのタイトルはたしか「中医奇術」とかそういう名前。
内容は、「一般的ではないが、治療効果の高い鍼灸の手技を紹介する」というもの。
番組の中で、様々な手技が紹介されていたのですが、
一番刺激的だったのが、
太い鍼をアルコールランプの火で真っ赤に熱してから、
素早く刺入して、すぐに抜くという技。
いわゆる燔針(ばんしん)、やきばりの映像でした。
見ているうちに、気持ちが悪くなってきて、
手にびっしょりと汗をかいてきました。
ぼくは、えぐい映像は苦手なんです。
あんまり青い顔をしていたせいか、
蓮風先生に「しっかりせんか(笑)」と
頭をペチンと叩かれてしまいました。
自分が鍼を施術するのは平気なのですが(むしろ楽しいです。)
人がキツイ鍼を受けている姿をみるのは、本当に苦手というか、苦痛です。
もちろん、そういう痛くて刺激量が大きい鍼を、自分でも受けたいとは思いません。
そういう私がする鍼は、
とても浅くて、ソフトです。
本数も1~3本しか使いません。
でも、効果はしっかり出しますよ。
刺激量と、効果は比例しませんから。
なので、うちの鍼灸院には、
たくさん鍼を打って欲しい人
強い刺激がないと物足りない人
は来ません。
もしそんな人が来られたら、他の鍼灸院をおすすめします。
日本でも、太くて長い鍼を使用される先生はおられますが、
中国の鍼の方が一般的に太くて、長くて、刺激量も多いようです。
日本人に生まれてよかった。
そして、少数で痛くない鍼の技を教えてくださった、師匠に感謝です。
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