院長・スタッフコラム
東洋医学が教える 「秋の養生法」 その3
こんにちは、古田です。
いつもこのブログを読んでくださってありがとうございます。
秋なのに、最近は少し蒸し暑く感じる日や、気温が例年よりも温かい日が多いですね。
本来、秋は西から風が吹き、涼しく乾燥することが多い季節です。
ところが、先週大阪では、南や東から風が吹く日が多く、
湿度も比較的高い状態がつづいて、60~80%に達する日が続いていました。
(気象庁のデータより)
東洋医学では、
季節に合った方角から吹く風のことを「実風」と呼び、
万物を成長させ養うとされます。
一方、実風の逆の方向から吹く風を「虚風」と呼び、
この風は人を傷つけたりいろいろな害を為すとされています。
先週は、まさに「虚風」が吹いました。
こんな時は、養生が大切です。
具体的には、
汗をかいたら、すぐ拭き取るか着替える。
人よりも熱がりの傾向の人や、胃がもたれるような食事をした場合は、生野菜をとる。
また、唐辛子など辛いものをひかえる。
足がむくんだり、舌が苔で白くなったら、油濃いもの・消化の悪いものを控える。
夜に風邪をひきやすいので、敷き布団を保温性のあるものにする。
空気が乾燥したときには、加湿したりこまめに少量の水分をとる。
簡単な内容ですが、風邪の予防に大きな効果があります。
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